11月のメンタルのテーマは『いけず文化って?』でした。
私もメンタルに参加し、生粋の京都人の生の声を聞けて、とても面白かったです。
さて、私は先日友人と、山科の毘沙門堂に紅葉狩りに行ってまいりました。
紅葉の色が移り変わっている頃で、とても美しかったです。
毘沙門堂の中も拝観しました。
狩野派の画家が描いた襖絵などがあり、とても楽しかったです。
天井に描かれた龍は、南禅寺の龍と似ていました。
さて、その襖絵の中に、梅と山鳥、竹とコマヒヨドリを描いたものがあります。
襖絵に描かれるのは一般的に梅にウグイス、竹にスズメですよね。
ですから、この襖絵は「気に鳥が合っていない」を意味しているそうです。
合いたくない客が来た時、まずこの部屋に通して待たせるそうです。
来客が襖絵を見て、「鳥合わない」つまり
「あなたには取り合わない」のメッセージが理解できればよし、
理解できない田舎ものなら、いつまでもこの部屋で待たせたのだそうです。
それで、この部屋の名前は『いけずの間』と言うのだそうです。
ちなみにこの次の順路の部屋は屏風も金箔が沢山使われており、調度品も高級で、
部屋からはまるで絵画の様な素晴らしい眺めのお庭が広がっていました。
行けずの間とは雲泥の差でした。
👆これが、そのお庭の景色
『いけず』文化を楽しめた 紅葉狩りとなりました。
(将)
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